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会社概要

ネットサービス・ベンチャーズ・グループ(NSVG)は、シリコンバレーに本拠を構え、企業のイノベーションを促進し、未来事業をプロデュースするプロフェッショナル集団です。我々は新たな「Sカーブ」の立ち上がり(「Sカーブ創造」)にフォーカスし、シリコンバレーでのネットワーク、人材、ノウハウを結集することにより比類のない成果を上げています。

主に4つの事業を推進しています。

  1. 未来事業コンサルティング
  2. ベンチャー・インキュベーション、ベンチャー投資
  3. 戦略的ファンド・オブ・ファンド(NSV)
  4. スーパーエンジェル・ファンド(Bullpen Capital)

(1)未来事業コンサルティング
シリコンバレーの数々のベンチャー創造の現場をつぶさに見ることにより、大きな市場トレンドの流れを把握し、大企業の未来事業ビジョンから具体的なロードマップまで提案しています。さらに、大企業への長年の経営コンサルティングの経験から、大企業の持つイノベーションのジレンマを熟知しており、実行上の具体的な処方箋も提供します。最終的にはクライアント企業の経営トップの決断に委ねられます。
クライアント企業は主に日本の技術系大手企業で、情報通信、エレクトロニクス、家電、システム/ソフトウェア、オフィス機器、自動車などの業界トップ企業に対しアドバイスを行って参りました。

(2)ベンチャー・インキュベーション、ベンチャー投資
Sカーブ創造の第1歩を踏み出すのは大変な決断が必要です。大きな未来市場ビジョンを持った上で、ほとんど失敗することを想定しながらベンチャー創造するにはリスクを顧みない情熱ある起業家が必須です。NSVGでは、未来事業ビジョンを作る過程で議論を戦わせた仲間のベンチャー創造を応援しています。リスクの大きいベンチャー創業を成功させるには、未来市場(すなわち未来の顧客)に関する深い洞察とイノベーションへの情熱の両方が必要です。弊社のベンチャー・インキュベーションは、まず人からスタートします。我々のベンチャー投資は、ランダムなギャンブル的な投資を行うベンチャー・キャピタル(VC)とはまったくアプローチが異なります。他人の資金の運用としてのVC投資ではなく、自らの資金を使いインキュベーションや投資を行っています。

(3)戦略的ファンド・オブ・ファンド(NSV
大企業がシリコンバレーから学び、自社のイノベーションに資するよう努力することはいいことですが、残念ながら今まで成功した例はあまりありません。特に、日本企業が進めたVCへの出資による情報収集や戦略プラン作りのプロジェクトは失敗の歴史の繰り返しです。VCの回りには有用な情報がたくさんあり、中には外部には出て来ない情報もあり、事業創造の羅針盤として大きな価値があることは事実です。VCを利用するアイデアは正しいのですが、そのやり方が間違っていました。
それは、VC投資の本質を理解することなく、自社の論理で進めてきたからです。VC投資はあくまで投資リターンを追及するのが目的です。そこに出資しても戦略的な情報はあまり出てきませんし、VCのパートナーがLP企業(VCへの出資企業)にプロのアドバイスを行うことはまずありません。VCを戦略的な事業創造に利用するための鍵は、適するVCを正しく選ぶことと戦略アドバイスができるプロフェッショナルと共同で進めることです。我々は、大企業の戦略課題や組織行動に詳しく、同時にシリコンバレーのVCにも通じている、というハイブリッド集団です。VCと大企業をつなぐプロとしての能力と経験を持つ稀有の存在と言えるでしょう。
弊社は、「ファンド・オブ・ファンド」と呼ばれる手法を利用することにより、VCに出資し投資案件情報を優先的に得ると同時に、参加企業の戦略課題に取り組むことができる仕組みを開発しました。この「戦略的ファンド・オブ・ファンド」にすでに日本の先進企業が参加し、ベンチャー・スキャンから具体的な事業提携まで活発に活動を進めております。

(4)スーパーエンジェル・ファンド(Bullpen Capital:以下“ブルペン”)

最近のウェブサービス分野でのベンチャー創業はスーパーエンジェル・ファンド抜きには考えられないくらいスーパーエンジェルが台頭してきました。スーパーエンジェルは、Twitter, Zyngaなど近年の代表的ネット系・モバイル系ベンチャーを多く育成しています。従来のVCが数百億〜数千百億円規模のファンドを運営し、大型・レイター案件にシフトせざるを得なくなったのに対し、スーパーエンジェルは数十〜百億円規模の小型ファンドを運営し、小規模な投資をシードステージのネットおよびモバイル系ベンチャーを中心に実行しています。ここ数年に組成されたスーパーエンジェルは有力なところだけでも30社以上あると言われています。
NSVGがインキュベーションしたBullpen Capital(ブルペン・キャピタル)は、これらのスーパーエンジェルの有力投資案件のフォロー投資をスーパーエンジェルと共に進める投資ファンドです。2010年12月に開始して以来、月1社のペースで新規投資をしています。スーパーエンジェルからの有力案件の紹介は予想以上のペースであり、ブルペンの戦略指導力に関してベンチャー創業者からも強い支持を得ております。投資開始後9カ月の2011年9月には最初のエグジットが既に実現しています。
ブルペンは、NSVGマネジング・パートナーのRichard Melmon、同シニア・アドバイザーのDuncan Davidson、NSVGがインキュベーションしたAggregate Knowledge創業者のPaul Martino の3人で創設されました。Martinoの広く深いネットワーク、DavidsonのVC投資経験、Melmonのベンチャー創業経験とビジョナリー的視野。これら3人の専門性がシナジーを生み、ブルペンが付加価値の高いスーパーエンジェルとしてシリコンバレーで広く認知されるに至っています。
戦略的ファンド・オブ・ファンドであるNSVはこのブルペンに出資し、ソーシャル・モバイル分野での情報収集、事業提携などの活動を進めています。ベンチャー関連情報の質・量共に群を抜いており、クライアント企業への戦略アドバイスは他に類を見ない先進性と具体性を備えています。

アプローチ

我々の4つの事業はそれぞれ独立していますが、知識や知恵は社内で共有され、お互いの価値を高めています。
インキュベーションを進めることによりベンチャー・コミュニティでの認知度が上がり、貴重な情報が入って来ます。その活動の中でスーパーエンジェル・コミュニティでのニーズが明らかになりブルペンができました。ブルペンを通して、他では得られない数々のベンチャー情報が入ってきます。その情報をベースに我々が分析・検討し、日本のクライアントへの的確な事業提案やアドバイスが行われます。そのような活動で得られたノウハウを利用して大手企業からのコンサルティングでは比類ない創造的なアドバイスを可能としています。大手企業との深い議論を通じて、大手企業が直面する課題の本質に触れ、その理解により未来事業ビジョンをより現実的な解に昇華させることができます。日本を代表する大手企業との我々の友好関係により、シリコンバレーのベンチャー・コミュニティに対する付加価値として認知され、さらにシリコンバレーでのポジションが強化されます。
以上のように、弊社の中では知の創造が混然一杯となって渦を巻いているのです。

ベンチャー・スキャン

我々の知の活動は一見混沌として見えますが、その根底ではNSVGが開発したユニークな分析手法が使われています。ベンチャー・スキャンと呼ばれるこの手法は、何百社というベンチャー企業をひとつひとつ丁寧に理解し、それを再び全体感の中でトレンドを炙り出すプロセスです。ひとつひとつのベンチャー企業では、それぞれの起業家がそのキャリア生命をかけて真剣勝負しています。そこにリスクの高い投資をするエンジェルやVCも同様に真剣です。そこでは、本人が意識している事業発想とそれに加えて本人も気がついていないマクロトレンドの見えざる力の両方が垣間見えてくるのです。そのわずかな信号を見分けるには、数多くのベンチャーを見てきた経験、マクロトレンドを占ってきたビジョナリーの存在、そしてシリコンバレーの中枢でネットワークを持っていることがすべて揃っていなくてはなりません。ベンチャー・スキャンはそのプロセスとそれを回す人材の両方が回ることにより創造的な価値が見出されるのです。
ベンチャー・スキャンで評価する視点は、VCや投資家がベンチャーを見る視点とは異なります。投資上必要な評価は、事業モデルのユニークさやマクロトレンドばかりでなく、そのベンチャーの経営者の資質や他の投資家からの評判などが重要な要素となります。それは、結果としてその投資にリターンがあればいい、との割り切りからです。
一方、我々の視点は多角的です。ビジネスモデルのユニークさ、古いアイデアの復活の理由、アイデアはよさそうなのに実際の市場展開ではつまずいた理由、一見面白くないアイデアに有力VCが投資した理由、など。これらの多角的な見方により、大企業がイノベーションを起こすヒントが潜んでいます。そこで必要となる「おや?」と思う気づきの感性は、担当者の能力と経験が物を言います。ベンチャー・スキャンは、ただそのプロセスを踏襲しただけでは革新的な考え方は出て来ません。そこにNSVGの圧倒的な強みがあるのです。
このベンチャー・スキャンを回す能力は実際に手を汚して初めて身につくものです。我々のクライアント企業の担当者には必ずベンチャー・スキャンにご参加いただき、スキル向上に成果を上げています。担当者は、できればシリコンバレーに滞在することが望ましいです。